ANATANO

英単語覚え方|効率的な記憶の5つのコツとあなただけの暗記法の作り方

掲載日:2019-12-27 / 更新日:2019-12-27

さぁ、英単語を覚えるぞ、と意気込んで暗記を始めたけれど なかなか覚えられず、続けることって、やっぱり難しくありませんか?

わたしはどうやったら英単語の暗記を効率的に継続できるのかをずっと考えています。 どうやったらうまくいくのでしょう。

ただがむしゃらに取り組むのではなく、忙しい日々の生活の中で 無理なく続けていく、自分なりの納得のいく方法をみつけることが今回のテーマです。

前記事では、単語暗記のための前準備として

・目標と期限の明確化
を行いました。

まだ目標設定が終わっていない方は、この機会に済ませてしまいましょう。

  1. 英単語を覚えるときに考えるべき2つのこと
  2. 記憶の仕組みを活かした暗記の5つのコツ
  3. あなたの個性を活かした暗記

英単語を覚えるときに考えるべき2つのこと

英単語の暗記法にたったひとつの答えというものはないと考えています。 人ぞれぞれ性格、好き嫌い、得意不得意、そしてライフスタイルは違いますし、 覚えやすい単語、覚えにくい単語も異なります。

自分にあった英単語とのつきあい方をみつけるために、まずは大きくざっくり 英単語暗記の要素を2つにわけてみましょう。

わかりきったことなのかもしれませんが、今一度確認しておきましょう。 1つは、人間に共通した「記憶の仕組み」を活かした暗記、そして もう1つは、あなた自身の個性を活かした暗記です。

このどちらがかけても効率的で、継続できる、あなただけの英単語暗記法は作れません。 それでは、ひとつひとつ整理していきましょう。

記憶の仕組みを活かした暗記の5つのコツ

ここでのポイントは、記憶についての知識は「ざっくり」と把握して、 おおらかな気持ちで余裕をもって取り組むことです。

脳の仕組みの通り計画をキチキチと事細かに立てたとしても、その通りいくことはありません。

人間の脳の性質を最大限に活かし、 それらをあなた自身が自分の感覚で試しながら、 「あ、覚えられた」と実感することが重要です。

まずは結論です。各文末のカッコ内は記憶のキーワードです。

  • 1.覚えにくい単語は仕分けて特別に覚える(エピソード記憶)
  • 2.翌日は必ず復習する(忘却曲線)
  • 3.2週間以内に3回は復習する(長期記憶)
  • 4.音読する(五感と身体をつかう)
  • 5."なんとなく"でなく暗記チェックをする(短期記憶)

ひとつひとつみていきましょう。

1.覚えにくい単語は仕分けて特別に覚える

人それぞれ、覚えやすい単語と覚えにくい単語は違います。単語を覚えるときに すべての単語に対して、同じ覚え方のアプローチをするのではなく、 まず、覚えにくい単語をピックアップしましょう。

そうすることで、覚えにくい単語に集中することができ、 あなたなりの工夫をしていくことができます。

たとえば、例文と一緒に覚えたり、語源をしらべたりすることによって、 あなたなりの"エピソード"をその覚えにくい単語に加えるのです。 この忘れにくい記憶のことをエピソード記憶といいます。

2.翌日は必ず復習する

まず、英単語は「忘れる前提」で取り組むことがとても大切です。 次のイラストを見てみてください。

ここで確かなことは、ひとつです。

「今日覚えたことは明日にはほとんど(半分以上)忘れている」、ということです。

けれども、翌日に復習することで、忘れた分を取り戻すことができます。

まずはとにかく「翌日復習」。これは徹底しないと記憶がもったいないと思いませんか?

ここで疑問が起きます。

「また翌日に復習しても、また忘れてしまうんじゃないか?」 ということです。 そこで、次の項目の出番になります。

3.2週間以内に3回は復習する

前項では、"忘却曲線"を取り上げましたが、 そもそもなぜ忘れるのか、というとその記憶が 「短期記憶」と呼ばれるものだからです。

短期記憶は、脳にとって忘れるための、不要な記憶として、捨てられてしまうのです。

ではどうすれば、「長期記憶」つまり「忘れない記憶」にすることができるのでしょうか。 それは、「定期的に繰り返し復習する」につきます。

この間隔は、単語自体の覚えやすさや、人それぞれですが、忘却曲線なども考慮にいれて まずはざっくり目安として2週間以内に3回は復習することをおすすめしています。

もちろん復習を多くすることにこしたことはありませんが、それができたら 英単語はとっくに覚えられていると思いませんか。わたしは復習が続かず、 だからこそずっと悩み続けているのです。 大切なのは、あなたにあった続けられるペースを習慣にすること、です。

4.音読する

単語を覚えるときは、音読するようにしましょう。音読することで、 "五感と身体"を活用でき 短期記憶から長期記憶に映りやすくなります。

ここで注意点は、「復習する前提で、つまり忘れる前提で」音読暗記に取り組む、 ということです。1単語に何十分も時間をかけないようにしましょう。

覚えやすい単語は30秒ほどで、次に進み、この単語は覚えにくいなと思ったら ピックアップをして忘れることに備え、3分はかけずに次に進みましょう。

取り組むときのイメージは下のイラストの図2です。 最初からぎゅうぎゅうに詰め込んでも、結局忘れてしまうのです。 なんども繰り返しましょう。

5."なんとなく"でなく暗記チェックをする

前項で、「忘れる前提で覚える」と言ったのですが、少なくとも「短期記憶」として 頭に入っていることが必要ですので、暗記チェックをするようにしましょう。そうしないと せっかく音読して単語をおぼえようとしているのに「なんとなく」になってしまい 結局なんにも残らなくなってしまいます。

チェックの仕方は自分にあうやり方を選ぶのがいいと思います。 テストを作成したり、日本語訳を隠して意味を思い出せるか確認したり、書き出したり、 そして単語カード(アプリ)を使ったりと、 方法は自分の感覚に従って、日々工夫していってくださいね。

以上、記憶の仕組みを活かした暗記のコツをみてきました。

これら5つのコツを繰り返すうちに、あなたと単語のあいだの感覚が 変化してくることに気づくと思います。

「覚えた」、と思えるまでに時間がかからなくなる、 たとえ翌日忘れていたとしても、思い出すのに時間がかからなくなる、などです。 単語を暗記している状態から、「あなたのものになっている」状態、つまり、 短期記憶が長期記憶になっていっているということです。

"apple"という単語は、おそらく、わざわざ「りんご」と思わなくても ただの"apple"として、意味がわかると思います。 「長期記憶=自分のものになった単語」とは、そういうレベルで あなたの中に記憶されている、ということです。

あなたの個性を活かした暗記

単語の覚え方について、唯一の答えというのはありません。

けれども、あなたにあった英単語の覚え方、というのは、 野菜の好き嫌いや、あなたにあった働き方と おなじようにあります。

記憶の仕組みを活かしたやり方と併せて 自分にとって最適な、心地よい暗記環境も作っていくようにしましょう。

あなたの暗記法をみつけるきっかけとして、以下のことを試してほしいと思います。

  • 1.目標はなにか。(対象の明確化)
  • 2.相性のいい単語、わるい単語を見極め、対応を変える。
  • 3.暗記のためにとれる時間の"量"をはっきりする
  • 4.暗記のためにとれる時間の"質"をはっきりする
  • 5.あなたにあった、暗記ツールは何か(デジタルとアナログ)

ひとつひとつみていきましょう。

1.目標はなにか。(対象の明確化)

自分がなんのために単語を覚えようとしているのか、強烈にイメージすることが大切です。 それが集中力と記憶の定着率を飛躍的に高めてくれます。

2.相性のいい単語、わるい単語を見極め、対応を変える。

暗記のコツでも取り上げましたが、英単語暗記は、段階に分けてとりくむ必要があります。 初見の際に、覚えられない・覚えにくそうな単語を意識的にピックアップしていきます。 この単語たちをあなたがどう料理いくか?が単語を覚える際のポイントとなります。

3.暗記のためにとれる時間の"量"をはっきりする

暗記のためにとれる時間が少ない方には、ページではなく、単語の「個数」で 目標設定することをおすすめしています。

ページ単位に目標を設定すると、ある日は、単語帳1ページのほとんどがわからない単語で、 またある日は、すべて知っている単語、という風にムラができてしまいます。

そこで、「自分が覚えにくい単語10個」というように、日々の目標を設定しておけば 限られた時間を集中して取り組むことができます。 この単語の個数はあなたの確保できる時間に応じて設定して、日々調整していってくださいね。

4.暗記のためにとれる時間の"質"をはっきりする

たとえば、通学・通勤時間が長い方などは絶好の暗記時間になると思います。 そこで、通勤時を有効に活用できる単語帳へのチェックの仕方や、単語ノートの作成、 または単語カード(アプリ)の利用などたくさん工夫できると思います。

また、どうしても単語の暗記時間を確保できない方も、 寝る前や、お風呂の時間、テレビのCM中など、 ちょっとしたスキマ時間やナガラ時間を 活用するための準備ができると思います。

ご自身にあった環境に最適な方法を見つけてくださいね。

5.あなたにあった、暗記ツールは何か(デジタルとアナログ)

定期的に何度も見直せる環境(単語帳、ノート、携帯、メモなど)を作ることは暗記を助けてくれます。 これもあなたの感覚にあったものを自分でチョイスする、試行錯誤することが大切です。

デジタルな、エクセルに打ち込むことが好きな方、

アナログに、単語カードに書き込むのが好きな方、

みなひとそれぞれだと思います。

けれども、すべてに共通して、実行してほしいことは 「単語の暗記のみ」に専念することです。

本屋、ノート、カードそしてアプリなど、なんでもよいのですが、 そこに暗記のために関係のない情報は一切加えないようにします。

もちろんイメージづけのために、イラストを書いたり、エピソードを 書くことは有効です。 大切なのはあなたオリジナルの「覚えるための」ツールにすることです。

繰り返しになりますが、単語は忘れるもの、という前提で取り組みます。 そうすると気が楽になるから不思議です。

けれども、「忘れたことは、忘れない」仕組みを作って、定期的に何回も 見直せる環境(単語帳、ノート、携帯、メモなど)を作ってしまいましょう。

今回は、暗記の要素をざっくりと記憶の仕組みとあなたの個性にわけ、 それぞれのコツと工夫すべき点をみていきました。

わたし自身も日々改善し、また発見があれば記事を更新したいと思います。 みなさんひとりひとりにあった「これだ!」という暗記法が見つかることを 願っています。